ワキガの原因であるアポクリン腺には、臭いの原因物質が存在しています。
タンパク質、脂質、糖質、アンモニア、鉄などがそれにあたり、アポクリン腺周辺にいる微生物による分解で独特のワキガの臭いを放ちます。
原因物質の1つであるアポタンパクは、脂質代謝に必要なタンパク質で、ワキガの臭いを悪化させる主要因です。そのため、アポタンパクの発生を抑制すればワキガ臭を防ぐことができるのです。このアポタンパクを抑える働きを持っているのは水溶性食物繊維ペクチンと言われています。
このペクチンを含む食べ物こそリンゴなのです!ですからリンゴはワキガ臭を抑える効果が期待できるといえます。
近年の研究で、リンゴにはアップルフェノンというポリフェノールが含まれており、このアップルフェノンには、消臭剤に使われる程の消臭作用があり、アポタンパクを分解し、減少させる働きがあることが分かりました。
そのためリンゴを食事として使うだけではなく、擦って湿布にすることでワキガの臭いを改善させられるのです。
すりおろしリンゴ湿布の作りかたはとても簡単です。
すりおろしたリンゴを絞り、絞ったリンゴを脇にあてるだけです。アポクリン腺にリンゴの繊維質が浸透し、アポタンパクが分解します。
その結果、ワキガの臭いが一時的に改善されます。しかし、対症療法なので止めてしまうとまたワキガの臭いを放ってしまいます。
リンゴ酢を使った食事で臭いを体内から抑制する方法も
お酢にはアルカリ性を中和しアルカリ性の殺菌する作用があり、リンゴには繊維によるアポタンパクの抑制してくれるので、果実酢として飲むことでもワキガ改善に役立ちます。
ただし、持続して摂取しなければその効果は期待できません。
ワキガ改善に効くリンゴ酢の作り方
酢500ccに対してリンゴ1個を入れた後、1ヶ月ほど暗所で保管して、酢が茶色くなったら出来上がりです。
水などで2倍に薄めて1日150ccを目安に飲むことで、体が臭いを放ちにくい体質であるアルカリ性に改善されてワキガの臭気が軽減されます。
ワキガは単なる汗臭さによる体臭と比べて強烈なニオイを放つのが特徴です。
なかなかこのニオイを抑えるのは難しいといえますが、手軽に手に入れられるリンゴを使ってみるのもひとつの対策ではないでしょうか。