ワキガってどんな臭い?

ワキガという症状については多くの人が知っていることと思いますが、 その臭いの種類は人によって異なり、自覚しにくいと言われています。

脇の下にはアポクリン腺以外にエクリン腺と皮脂腺があります。 それぞれは本来無臭ではあるものの、食べ物や運動などによる影響を受け、 皮脂腺はアポクリン腺と同様分解されると臭いの元になり、 更に複雑な臭いとなるため、ワキガは人によって異なる臭いとなります。
さらに、人によって異なるだけでなく、 日によって臭いが異なったり、 部位によって臭いが異なることもあります。
ここでは、ワキガの臭いをどのような臭いと表現することが多いのか紹介していきます。

 

鉛筆臭

ワキガ臭を表現するときに最も多用される表現です。
単に 「 鉛筆の臭い 」 と言う場合や、 鉛筆の中でも、 「 鉛筆の芯の臭い 」、 「 鉛筆の削りカスの臭い 」 などとも表現されます。
特に臭いがきつい場合には 「 鉛筆の芯、削りカスを濃縮した臭い 」 などとも言われます。
この臭いに近い表現では、 「 鉄系の臭い 」、 「 使い古した10円玉の臭い 」、 「 粘土が腐った臭い 」 などと表現されることもあります。

洗濯バサミ臭

ワキガを表現するときに、次によく用いられるが、この 「 洗濯バサミの臭い 」 です。
洗濯バサミ( プラスチック )を長期に屋外で使用すると、 紫外線等により酸化し、臭いを発生するのですが、 この臭いとワキガの臭いが似ているため、このような表現が用いられます。
そのため、普段外に出しっぱなしの洗濯バサミを部屋の中に入れたりすると、 突然ワキガになった、などと勘違いすることもあります。

ネギ臭

ツンとするネギの臭いです。
ツンとした特有の臭いと、人によっては鼻粘膜への刺激が強いため、 ネギや玉ねぎを刻んだ時に発生する 「 刻みネギ 」、あるいは 「 刻み玉ねぎ 」 などとも表現されます。
また、ネギ臭はツンとした臭いだけでなく、 腐敗臭が交じることもあり、「 腐ったネギ 」、あるいは、 「 腐った玉ねぎ 」 と表現されることもあります。

香辛料の臭い

大きくはクミンの臭いとお菓子のドンタコスの臭いに大別されるようです。 スパイシー系の臭いは人の差が大きく、 どんより曇ったスパイスのような臭いだと悪臭とされますが、 人によってはよい匂いの人も多数います。

お惣菜の臭い

シュウマイ、お肉、蒸したお肉、などと言われます。
これら食べ物の臭いに近しいものに、悪臭の場合は 「 腐った油の臭い 」 とも言われます。

生ごみ、腐敗臭

「 生ゴミが腐ったような匂い 」、 「 納豆臭 」、 「 雑巾の臭い 」、 「 うにの腐った臭い 」 などと言われます。
この表現はここまでに挙げた臭いから独立した異なる臭いではなく、 上記の臭いを異なる語彙で表現した場合が多いようです。