ワキガの発症時期には個人差がありますが、思春期頃に発症する可能性が高いと言われています。
男の子は髭が生え始めたり、声変わりなどの始まる第二次性徴期、女の子は初経が始まる辺りにニオイが強くなり、気になり始める人が多いようです。
その後、徐々にニオイが強くなっていき、男女共に高校生くらいでピークになります。この頃には体はほぼ完全に成人していますので、アポクリン腺の量も成人並みとなります。
最近は、環境や食生活の変化により、身体の発達も早くなっています。そのため、小学校低学年くらいからニオイを感じることもあります。お子さんの洗濯物の臭いや黄ばみなどの変化が現れ始めたら、ワキガを疑ってもいいかもしれません。
まれに成長が遅い人や、ホルモンバランスの関係で20歳過ぎてから臭いが気になる人もいるようです。その場合でも、元はワキガ体質でなかった人が突然体質に変わったわけではなく、元々ワキガ体質であったものが遅れて発症しただけです。
ワキガが発症するかどうかは遺伝によって決まっており、成人後生活習慣によって突然ワキガ体質になるということはあり得ません。