お子さんの体臭が気になったことはありませんか?

わきが豆知識

子供にも体臭があるのです。

子供は無臭というイメージがあるようですが、入浴を怠り汗を放置したり不衛生にしていれば臭いは発生します。

加齢は体臭の大きな原因となりますが、大人の場合は食生活が不規則だったり、タバコやアルコールによって体臭がきつくなっているケースが多く、ほとんどは不潔な生活もしくは遺伝的なわきがの症状によるものです。

edbdbce561ff3881f3eb78f25861d136_s

子供のわきがはイジメの原因に?

日本人はわきがの人が10~15%程度と割合が少ないため、どうしてもワキガは「臭い」ものだという偏見ができてしまっています。それが学校に通う子どもたちであればなおさらでしょう。これがイジメにつながってしまうことがあるのです。

子どもはなぜ自分が「臭い」と言われるのか理解できません。意味もわからず「臭い」と言われているうちにトラウマになってしまい、登校拒否などに陥ってしまう例もあるようです。

わきがは体質であり、「わきがの人は不潔」というのはまったくの間違いなのですが、それを子どもに理解しろ、というのもなかなか難しい話です。

心配のない子供の体臭の原因

子供の体臭の原因は?

心配のない子供の体臭の原因には次のようなものがあります。

  • 衣服の臭い
  • 入浴時に体を十分洗わない
  • 汗が多く放置されている

子供の体臭のほとんどは心配がないものですが、遺伝的なわきがによる臭いは治療を行わなければ改善することはありません。
d749862a2cdb0fe77fed7f3ef038e5e6_s

要注意!な体臭とは?

子供の体臭のほとんどは心配なものではないのですが、稀に何らかの病気が原因となっていることもあります。その体臭の特徴や症状等は以下の通りです。

1.腋からの特徴的な臭いの「腋臭症」

腋臭症(えきしゅうしょう)とは「ワキガ」の医学的名称で、腋から刺激臭が出る遺伝傾向があります病気の一種です。大人の病気というイメージがありますが、腋臭症に悩むお子さまも少なくありません。

早い方では小学校4年生くらいで出現し子供本人は気にしなくても親が気が付くことがあります。

腋にあるアポクリン汗腺という汗腺から出る汗が独特な臭いの原因となります。この汗腺は誰にでも存在しますが、腋臭症の方は汗の分泌が多かったり臭いやすい状態です。

残念ですが、治療を行わなければ絶対に臭いがなくなることはありません。

最近ではボトックスの注射や電気分解法など小学生高学年のお子様でも一切の負担がない素晴らしい治療法がありますので手術などと違い日常生活に支障が出ないで お気軽に治療が受けられます。

  • 腋から汗とは関係ない臭いがする
  • 下着や服の腋の部分が黄色いシミが付く
  • 思春期(12歳前後)から症状が現れ始めた
  • 両親や親族に腋臭の方がいる
  • 子供の耳垢が湿っている
  • ニキビができやすい体質である

腋臭症は症状の程度は個人差が大きく、気になる場合は治療を行うこともありますが、中学生ころから治療を受けるほうが良いでしょう。小学生では再発率も高く大人の腋臭の治療に比較して効果が劣ります。

これは子供のほうが皮膚の組織を破壊しましても再生力が強いからです。

2.汗が甘い感じの臭いは「糖尿病」

汗が甘酸っぱい匂いがする場合は「糖尿病」の疑いがあります。糖尿病になると糖の代わりに脂肪をエネルギーに変えようとしますが、その時に発生するケトン体という物質が独特の臭いが出現します。

近年では食生活の欧米化に伴い子供の糖尿病も増加傾向にあります。また、Ⅰ型糖尿病というインスリンを作ることができない特殊な糖尿病が子供のころから発症することもあり以下のような症状が見られたら注意が必要です。

  • 甘酸っぱい体臭
  • 多尿
  • 昼間の猛烈な眠気
  • のどの渇き
  • 異常な疲労感
  • 原因不明の体の痒み
  • 感染症にかかりやすい

糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病がありますが、小児期に発症した場合は大部分が1型糖尿病となります。

臭いと上記の症状が出現した場合は直ちに医師に相談してください。

3.「魚臭症」

めったにありませんが。正式名称はトリメチルアミン尿症と言う魚の腐ったような臭いが出現される方がいます。

体内で分解されるトリメチルアミンという物質が分解されずに息・尿・汗から排出されてしまう病気です。体臭以外に主だった症状は現れません。

対策法としてはトリメチルアミンになる前段階の物質、レシチンやコリンを多く含む食材を避けることが有効です。卵・魚介類・肉類(特に加工品や内臓)・豆類がそれにあたります。

4.異常に汗が出る「バセドウ病」

バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、代謝が活発になり多汗や体重減少などの症状が見られる病気です。若い女性に多い病気ですが、思春期くらいのお子さまにも発症する可能性があります。

  • 食欲増進
  • 多汗
  • 体重減少
  • 暑がりになる
  • 動悸
  • イライラしやすい
  • 頻脈
  • 暑がる
  • 不眠

バセドウ病では甲状腺の腫れが見られ、甲状腺は喉仏の下あたりにありますので、目視や触ることで腫れがチェックできますお子様に身体的な異常が見られた場合は放置しないで直ちに医療機関へ受診してください。

子供の体臭のほとんどは心配のないものですが、中には病気のサインとなっている可能性もあります。体臭がすぐに改善されない場合は医療機関への受診をお勧めします。

タイトルとURLをコピーしました