汗をかく一番の目的は体温調節です。それだけでなく、様々な理由で人は汗をかきます。特に脇の下は汗腺が集中していて汗が気になる場所でもあります。しかし実は、人が一日にかく脇汗の量はスプーン一杯と言われています。これは一日にかく汗の量の１％程度なのです。ここで、スプーン一杯以上の脇汗をかいている！と思われた方には以下のような理由があるのかもしれません。
１．精神性発汗
人前に立って発表する場など、緊張するときに汗腺をコントロールしている交感神経の影響で脇や手の平や足の裏に汗をかくことがあります。これを精神性発汗といいます。緊張が解ければ汗は引きますが、噴き出すように一気に汗をかくのが厄介です。「また汗をかいてしまうのでは？」という不安から余計汗をかくという悪循環に陥ることも。
２．更年期の影響
ホルモンバランスの影響で自分の意思や、気温に関係なく汗が出てしまうという場合があります。顔や首、脇の下、胸などの上半身を中心に滝のような汗をかきますが、手足は冷たいのが特徴です。
３．脱毛後
よく、エステで脱毛をしたら汗が増えた、という話を聞きます。脱毛が汗腺を刺激している可能性はあります。更に、脱毛したことにより脇に意識が集中したことによる精神性発汗の可能性もあります。
