ワキガは 腫瘍やウィルスではありませんので 、人からうつったり身体の中で細胞が悪性に変化したり、というものではありません。そのため、大人になってある日突然ワキガになると言うことはありません。
ワキガの体質を親から遺伝により受け継ぐ事が直接的な要因になるため、産まれた時にワキガ体質である。ということはほぼ決定しています。しかし、食生活や生活環境によっては臭いを発生させていないこともあるので、いきなりワキガになったと感じた人は、最近生活や食事に変わったことがないか考えてみてください。
突然なるようなことはないのですが、いくつか条件が揃うといきなりワキガになったように感じることがあります。また、今まで気がつかなかった、もしくはたまたま臭いが発生しにくい状況だったということはあり得ます。
毎日嗅いでいる臭いなので、鼻が慣れてしまっているということが原因として考えられます。
人間の鼻は特定の臭いを嗅ぎ続けると、その臭いを判別しにくくなります。
毎日自分のワキガ臭を嗅ぐことで、その臭いに気付きにくくなっていて、人から指摘され意識して嗅いでみて気がつくということは良くあることです。
もう一つは中学生、高校生くらいになると、成長期でアポクリン腺が発達し始めます。今までアポクリン腺が未熟でそこまで強い臭いを発生させていなかったのが、成長に従ってアポクリン腺が発達してきて臭いを出すようになったというパターンです。
そして一番多いのが、ワキガ体質なのに臭いを出していないということです。ワキガ体質でありながらも今までは臭いは出なかった。しかし生活の変化や、食べ物の変化、多忙やストレスなど、心身共に負荷がかかったりすることで臭いが強く出るようになり、突然 ワキガになった!と思い違いをするケースがあります。
この場合も元々はワキガ体質である、ということには変わりはありませんが、臭いも極めて軽度で、周りも自分も気が付かなかったか、知らずにやっていたホームケアが行き届いていたのではないでしょうか