頭の多汗症

頭にだけ大量の汗をかいてしまうと周囲からの目線が非常に気になりますよね。

額にまで汗が垂れてきたり、髪が汗で濡れたりすれば、人前に出るのも怖くなってしまいます。

頭だけに汗をかく症状のことを頭部多汗症といいます。具体的な症状は、とにかく頭から大量の汗をかくことです。

頭だけに大量の汗をかく方の他に、顔や手だけに汗をかく症状の方もいます。

これはどれも局所性多汗症の一種なのです。局所性多汗症とは、緊張などの原因により、交感神経が過敏に反応し、多量に汗をかきやすくなる症状をさします。

 

なぜ頭部多汗症になってしまうのか?

頭部多汗症に限ったことではありませんが、他の病気同様、多汗症そのものが遺伝による影響が少なくありません。また、交感神経が乱れることが原因となる場合も。発汗をコントロールする交感神経の働きが過剰に働くことで頭部多汗症を引き起こすのです。(自律神経に異常をきたす生活習慣病の合併症状として、頭部多汗症を引き起こす可能性もあります。)

それ以外にも極度のストレス、あるいは過度の疲労などが原因により一過性の頭部多汗症が起こることがあります。

 

頭部多汗症は、ストレスを受けやすい性格の人が頭部多汗症に悩まされる傾向にあります。神経質、頑固、完璧主義といった人は特に要注意です。

緊張する状態が続くなどの精神的ストレスによって、異常なほどの汗をかいてしまいます。さらに、汗をかいたことによるストレスがより一層交感神経を過敏に反応させる、という悪循環に陥ってしまいます。

交感神経を乱さない、ストレスをかけすぎないような生活習慣を心がけ、頭部多汗症とうまく付き合っていきましょう!