皮脂腺:皮膚の内層にあって、脂質を蓄積し、毛孔を通じて皮脂として体表に分泌する腺。手のひらと足のうら以外の全身にある。デジタル大辞泉
皮脂腺は、油脂を分泌して肌のうるおいを保つという役割や、細菌の侵入を防御するといった、肌にとって重要な働きを持っている腺組織です。皮脂は衣服や下着部分への黄ジミ付着の原因です。この皮脂腺の活動が活発になり過ぎると、ワキガの臭いや汗の嫌な臭いを助長してしまいます。
ではどのような状態になると、皮脂腺は活発になるのでしょうか?
それは、動物性脂質を取りすぎたときです。
動物性脂肪を取りすぎると、同じ毛根の近くにあるワキガの原因のアポクリン腺が活発になる他、皮脂腺から分泌される脂肪酸が増えます。脂肪酸が増えるとエクリン汗腺から出た汗は雑菌の活動を助長してしまい、結果として汗の臭いをひどくするのです。
このように動物性脂質を取りすぎると、皮脂腺からの分泌量が増え、それがアポクリン線やエクリン腺を発達させる原因になってしまうのです。これはワキガ体質ではない方にも当てはまりますので気をつけましょう!