手術によるわきが治療

わきがの治療法

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わきが手術を受ける前に

わきがの手術は様々で、費用や方法も病院によって異なる上にメリットとデメリットがあります。また、どの手術も共通してドクターの腕と経験が効果を大きく左右するといっても過言ではないくらい重要です。手術を受ける以上、身体への負担はゼロではありません。費用も決して安いものではありません。

だからこそ、その手術が症状にとって最善の方法かどうか?自分に合っているかどうか?信頼できるドクターかどうか?を見極めるためにも、事前のカウンセリングがポイントになります。

手術を検討されている方は、わきがの手術にありがちなトラブルやリスクがあります。長い間ずっと悩んでいたわきがの治療です。後悔のないよう、ドクターとしっかり話し合いながら、十分に納得した上で選んでください。

 剪除法(せんじょほう)

ワキの下を3~5cmほど切開し、皮膚を裏返すと粒状に並んだアポクリン腺が現れます。そのひとつひとつを目で確認しながら取り除いていく方法です。

アポクリン腺を確実に除去できるというメリットがある一方で(片側15分から20分程度です)、他の手術に比べて傷跡が長いというデメリットがありますので縫合技術の高い医師を選ぶ方が良いでしょう。

入院の必要はありませんが、傷口が落ち着くまでガーゼ固定などが必要です。また、ワキ毛が減少するという特徴があります。

・費用:30~50万円(※症状の程度や保険が適用できる場合で変動があります。)

 

剪除法によるワキガ治療の流れ

  1. 脇の切開する部分へマーキングを行う
  2. 局所or静脈麻酔を行い痛みを無くす
  3. 3cm~5cm脇の皮膚を切開し反転させる
  4. 医師が目視でアポクリン汗腺を除去
  5. ハサミで丁寧に切除するのがポイント
  6. 除去終了後に丁寧に縫合(傷口をガーゼで圧迫する)
    傷跡が開かないようにタイオーバーという方法を率いて固定。固定期間は約1週間~2週間程度。7
  7. 包帯で患部を圧迫固定し手術完了(手術時間は1時間30分~2時間30分程度)
  8. 剪除法の手術7日~10日後に抜糸

 

皮下組織吸引法

イメージは、美容クリニックで行っている脂肪吸引です。ワキの下に1cmほどの穴を開け、そこから細い管(カニューレ)を通してアポクリン腺やエクリン腺、皮脂腺などをかき出しながら吸い取ります。

小さな穴を開けるだけなので傷口は目立たなく、剪除法より広い範囲にアプローチできるというメリットがあります。しかしアポクリン腺は直視下手術よりも残ることがあり、また根の部分(腺根)が残っていると再発する可能性があります。

・費用:15万円~

 

吸引法によるワキガ治療の手順

  1. 脇に局所麻酔を打つ。
  2. 麻酔が効いてきたら、脇の下に1cm程度の小さな切り込みを入れる。
  3. その穴からカニューレという細い吸引器を入れ、皮膚の下にあるアポクリン腺を掻き出しながら吸い取っていく。(手術時間は30分?1時間程度)
  4. 取りきったら、カニューレを抜き、傷口を縫い合わせガーゼで固定する。

 

超音波吸引(治療)法

皮下組織吸引法をベースにして改良された手術です。カニューレでかき取る変わりに超音波を発生させ、その熱でアポクリン腺をはじめとする汗腺を破壊しながら吸引します。

皮下組織吸引法より効果が高いですが、全てのアポクリン腺を取り除くことは難しいといわれています。また、火傷や皮膚壊死など合併症のリスクがないわけではありません。

・費用:18~30万円

 

皮下組織削除法

カミソリの刃と皮膚を押さえるローラーを組み合わせた専用器具を使うのが特徴です。ワキの下を1cmほど切開し、皮膚の表面をローラーで転がしながらカミソリ部分で皮下組織ごと削り、アポクリン腺やエクリン腺を除去します。

傷口が小さいながらも高い効果を期待できますが、術後はワキを1週間程固定する必要があり、回復するまで時間がかかります。また、この手術はドクターの高い技術が求められます。器具の操作を誤って、皮膚に穴があいてしまうなどのトラブルもあります。

・費用:20~40万円

 

わきが手術の麻酔は危険

都内の美容外科クリニックで、当時28歳の女性がわきが手術の麻酔ミスで死亡する事故が起こり(2000年12月08日 毎日)わきが治療、麻酔ミスで死亡させた医師を書類送検と多くのメディアが報道しました。
担当医は業務上過失致死で送検され医業停止3ヶ月の行政処分が下されました。

未熟な医師の麻酔ミスというより、高濃度の局所麻酔(キシロカイン)を多量に注射することで極量を超え、患者様が呼吸停止が起こり死に至ったと考えられます。

わきがの手術には多量の麻酔が必要で、少なからず麻酔による身体の負担が避けられません。

※ EL(Electrolysis)法では、麻酔は0.1~0.2%のキシロカイン、手術時に使用する1/10~1/20の濃度の麻酔で、麻酔量も1/2以下ですのでリスクはありません。つまり、手術の場合はEL(Electrolysis)法の数十倍の量の麻酔を使用することが多いようです。

生 理食塩水を混ぜて濃度0.2% Eキシロカイン(美容外科手術では1-2%の麻酔薬を15-20cc以上使用することがあります。身体への負担は少なくありません)でメイロンというアル カリ性の薬剤を混ぜてPH調整を行い極力麻酔の痛みが軽減できるように配慮させていただきます。

わきがでご自身が悩まれている数多くの医師やそのご家族は手術を選択せず、注射による治療、EL(Electrolysis)法を選択して当院で受けられています。

一生に一度の治療です。正しいわきが治療の情報を得て十分ご検討ください。