ミラドライによるワキガ治療

マイクロウェーブ(超短波)を搭載した今注目の新しい多汗症『ミラドライ』は、皮膚を切開する ことなく外科手術と同程度の治療効果を半永久的に得られます。との謳い文句ですが、長期的効果は今後の検討にゆだねられます。
欧米では汗に対して有効性は認める論文が出ていますが、臭いに関する効果の論文は少ないようです。

実際、当院へもミラドライ施術後の効果がほとんど感じられなかった、全く元に戻ってしまったと再治療を希望される患者様が数多くご来院されています。

ミラドライ施術後でもEL(Electrolysis)法は問題なく可能です

また、施設によっては看護師任せの施術を施行するケースもあるようです。
高度で熟練した技術が不要な治療でシステムの価格が下がり、導入が多くの医療機関で進むと治療法も確立され、普及し選択肢の一つとなるかもしれません。

 

ミラドライ治療
時間1時間程度
痛み術後、日常生活も困難な強い痛みが出現することも
傷跡表熱傷による色素沈着が残る可能性も
通院効果が確実に出現する回数が確定していない。
1回で行うため再発が多い
日常生活の制限当日の患部の安静が必要
入浴早期に入浴が可能
効果長期予後は未だ不確定。再発率が高い。看護師が施術する施設もあり要注意。
効果の発現早期に効果が実感できることが有る
安全性非選択的な治療のため正常皮膚への負担もあり、治療後から腫脹や痛みが数週間ほど続くことがある
対象子供に対する安全性や効果は未だ不確定
治療メリット女性の場合、脱毛は同時にできない

 

ミラドライによるワキガ治療の流れ

  1. カートリッジをもれなく当てていくために、ワキの状態や発汗具合、毛の位置を参考にしてワキの下全体を升目状にマーキング(事前に剃毛の必要あり。直前の剃毛は施術後の赤みを出やすくさせるため、1~2日前に剃毛する)
  2. マーキングした部位に局所麻酔
  3. ミラドライのマイクロ波を照射。約30~40秒の1照射を全体にしていく。片脇20~30分ほど。
  4. 照射後にクーリングをして帰宅(帰宅後もクーリングを勧めるケースあり)