もしかしてワキガかも?そんなあなたに簡単なチェック方法があります。

わきがは自分では気づきにくいとは思います。臭覚には個人差がありますので、一概には言えません。

においに気づかない、臭覚的に何も感じない、嗅覚がワキガのにおいに慣れてしまって自覚できないというケースが多いのも確かです。だからと言って「ワキ汗がすごい」「ワキがにおう」ということが、必ずしもわきがというわけではありません。

においの悩みはとてもデリケートです。

におっているかどうか周りの人に聞きたくてもなかなか思い切れませんし、逆ににおっている人にワキガだと伝えるのも難しいです。そこで、ワキガ体質かどうかを知るための簡単なチェック方法をお教えします。

 

耳アカがベタベタ湿っていないか?

わきが体質の人の耳アカは、やわらかく湿り気をもっていることが多いです。耳アカには乾燥した「こな耳」と湿っ た「ベタ耳」の2つのタイプがあります。

わきが体質の人は圧倒的に後者の湿った「ベタ耳」の方が多いです。それは、耳の中(外耳道)にわきがの原因となるアポクリン腺が多い ためです。耳の中に多いということは、ワキの下にも多いと考えられます。

またアポクリン腺は毛根の入り口近くに存在するため、耳の中の毛が太く多いかもチェックポイントとなります。

※アポクリン腺について詳細は『わきが(腋臭)の原因「アポクリン腺」とは』の記事を参照してください。

 

洋服のワキ部分に黄ばんだシミができやすいかどうか?

白い洋服や下着のワキ部分が黄ばむことが多々ある人は、わきが体質という可能性が高いです。

これは、アポクリン腺から 出る汗によるものです。アポクリン腺の汗はタンパク質・脂質・糖質・アンモニア・鉄分など、においの原因となる物質を含み、やや粘り気があることが特徴で す。これらの成分がつくことにより、黄ばみやシミができるのです。

 

両親、または親のどちらかがワキガ体質であるか?

アポクリン汗腺の量は生まれつき決まっており、その量は「遺伝」で決定します。ワキガの人は、両親や兄弟、親戚にもワキガの人が多いのではないでしょうか。

 

上記で思い当たる項目が多かった方は、わきが体質の可能性が高いと言えます。

「わきが治療=手術」ということではありませんので、失敗しないよう最適な治療法を検討してから治療しましょう。