看護師が行う治療の危険性

美容外科や美容クリニックで医師ではなく、看護師から治療を受けた経験のある方も多いのではないでしょうか?

 

医療用レーザーは、国家資格を持っている医師・看護師が行うことができるとなっています。ただし、看護師が行う場合は、医師の指導のもと行うこと。と決められています。

つまり、医師の指導さえ受ければ看護師が治療を行うことは『合法』なのです。

 

しかし、看護師とは言え、それぞれの患者さんに合ったマシンの出力調整はとても難しく、実際に経験を積むことでしか技術を磨くことができません。

これでは、完璧な技術を身につけられているとはいえません。

そのため、出力調整を失敗し火傷や神経損傷などのトラブルを起こしたり、反対に、トラブルを起こさないよう弱めの出力で照射を行ったため、効果が全く出ない等のトラブルになることも多いのです。

 

美容クリニックというと「医師が施術を担当するから安全」と考えがちですが、そうとは限りません。実際、准看護師が施術を行っていたクリニックが摘発されたり、医師がずさんな施術を行って健康被害が出てしまい、裁判で争われたりするケースも多く見られます。

医療機関を選ぶ場合は、その医療機関にどの程度施術の実績があるのか、施術を担当するのは医師か看護師か、施術者は熟練した技術を持っているかどうか、自分自身で情報を集め判断する必要があります。