ワキガは、食文化の変化による原因が非常に大きいです。逆を言えば、上手に食べ物を選べば、気になる臭いを軽減させることも可能ということです。
では、ワキガの臭いを軽減させる食べ物を紹介していきます。
ワキガの臭いを軽減させる食べ物
梅干し
脇の臭いを抑えるには、お肉のような酸性の食品をしっかり中和することが重要で、アルカリ性の食品を意識して摂取することです。アルカリ性食品の王様といえば、梅干しです。
梅干しを食べていれば医者要らずだと言われるくらい、梅干しは強い抗菌力がありますし、血液を弱アルカリ性に保つ働きもあります。
ただ、梅干しは塩分が非常に高いので、1日2個が限度です。減塩の梅干しや、塩分の少ない梅干しエキスなどを食べるのもオススメです。
お酢
お酢に多く含まれるクエン酸や殺菌力により、ワキガの悪化を防いでくれます。
また、アンモニア臭の原因になる乳酸の抑制をします。抗酸化作用もあり、活性酸素の増殖を食い止めることでワキガ予防に良いとされています。
緑黄色野菜
カボチャ、トマト、パセリやビタミンAを豊富に含む、小松菜、ニンジン、春菊が良いでしょう。
また、抗酸化作用のある食品の中でもセリ科の野菜「特にパクチー(コリアンダー)」には消臭効果があります。パクチー(コリアンダー)の抗酸化力は大豆の約10倍であり、体が浄化される天然のデトックスと言われている野菜です。
ただし、パクチー(コリアンダー)自体は味にクセがあり、匂いも強く食べづらい野菜です。
タイ料理やベトナム料理などによくつかわれる香草で、お好きな方も多いですが、嫌いな方も多いクセの強い味です。
緑茶
緑茶は、抗酸化作用が非常に強く、消臭作用にも優れています。
カテキンだけでなく、消臭効果が期待できるビタミンCやビタミンEを多く含んでいます。
シンクなどの臭いがキツい所に、緑茶のスプレーをするだけで、かなり臭いが抑えられたりするほどです。
そのほか、焼き魚や大豆、脂肪分の少ないお肉などが理想の食卓です。
昔ながらの和食がワキガの臭いを軽減させるには良いでしょう。
ワキガの臭いを悪化させる食べ物
ワキガの素となるアポクリン腺が刺激されればされるほど、嫌なニオイは強くなってしまいます。
良い物をとっても、悪いものを取り過ぎてしまっては意味がないなので、これらの食品は多く摂取しないようにしましょう。
動物性の油脂
ラードやバターというような動物性の油脂を多く摂取すると、皮脂腺やアポクリン腺を刺激してしまい、ワキガの臭いを強くする可能性が高いです。
チャーハンや餃子というような中華料理にはラードはかなり多く含まれます。洋菓子にもバターが多く含まれるケースが多いです。
刺激物
キムチやエスニック料理、激辛料理等に含まれている刺激が強い香辛料は、アポクリン腺を刺激してニオイ成分の生成を促します。
脂質と違い、食べないことでニオイは抑えられるので、どうしても食べたくなった時にだけ食べるようにすればいいでしょう。
リノール酸が多く含まれる植物性の油
リノール酸は血中コレステロールや中性脂肪を増やしてしまい、体内で酸化することで様々な臭いの原因となります。
リノール酸が多く含まれる植物性の油は、紅花油、ひまわり油、なたね油、ゴマ油などです。
ゴマ油は体の中の血液をサラサラにするαーリノレン酸を多く含んでいるので、少量であればむしろ体臭予防に効果的です。
リノール酸は、マーガリン、マヨネーズ、スナック菓子などにも多く含まれています。
脂っこいものが大好きな人は、これらの摂取を控えるだけで、かなりの効果を期待することが出来るでしょう。
タバコ・アルコール・にんにく
タバコは食べ物ではありませんが、一応記載しておきます。
タバコを吸うと、発汗しやすくなります。汗の量が増えれば当然ですが、体臭がキツくなりやすいので、タバコの吸い過ぎには注意です。
アルコールやにんにくは経験があると思いますが摂取すると、臭い成分が汗と一緒に体外に出ますので、やはり体臭はキツくなります。
それ以外にも、いわゆるジャンクフードやインスタント食品、袋菓子などはほとんどワキガにとっては悪い食べ物になります。
ワキガにとっての悪い食べ物は、健康にとっても悪いと言えそうです。