出産後のワキガ

人間の身体に備わっている発汗機能は、基本的に男性ホルモンの働きによって活発になり、女性ホルモンの働きで抑制されています。

出産後の産褥期には、妊娠中に通常の数百倍まで増えていたプロゲステロンやエストロゲンといった女性ホルモンが急激に減少します。これにより産後の女性の身体は一時的に更年期のような変調をきたし、汗腺機能の調節や体温調節が上手くいかなくなってしまうのです。

また男性ホルモンが優位になることもあり、汗をかきやすくなります。これを「産褥期多汗」と言います。

女性ホルモンの働きは複雑で、黄体ホルモンには体温を高くする働きがあり、卵胞ホルモンには体温を下げる働きがあるため、両者のバランスによって汗が多くなったりすることもあります。例えば生理前に汗をかきやすくなったりするのは、黄体ホルモンが優位になるためです。

参照)http://www.skincare-univ.com/article/006440/