看護師がワキガ・多汗症の治療を行えるのですか?

看護師による治療について

看護師が医師の指示なく治療行為を行えば いかなる治療におきましても 犯罪行為となります。

しかし、実際は多くの医療機関で 脱毛やレーザー治療が医師の管理下という条件で実施されています。

ワキガ・多汗症治療としまして最近、ミラドライ、ビューホットという治療法が出てきましたが、実際の診療では医師が行うのではなく看護師が施術を担当しているケースが少なくありません。

特に大手の美容外科クリニックグループでは、看護師が当然のごとく ワキガ・多汗症の治療機器を用いた治療を実施されているケースが少なくありません。

これは診療効率化を図るためで コストを抑え収益を増やす目的であり本来の医療ではあってはならないことです。

 

患者様の安全や満足度の面について

患者様の安全や医療サービスとしての満足度は看護師による医療行為からは決して得られません。

流れ作業的に看護師に施術を実施させる美容クリニックが現実に存在することは残念です。

 

ワキガ・多汗症の機器による施術は 治療であり手術に準じる行為ですので脱毛やレーザー治療と比較しましてもリスクも大きく 本来であれば絶対に医師が行うべき治療になります。

ただし、現状では看護師が行う施設が多く トラブルも多く発生しています。ブラックに近いグレーゾーンの医療行為と考えられています。

医療法以前に 常識的に考えましても医師が責任を持って診療にあたるとうことからも看護師がワキガ・多汗症治療を最新機器を用いて実施することは理解できない行為です。

 

看護師には皮膚のダメージの判断、神経損傷の有無、熱傷などの状況把握やパラメーターの設定などの理解ができません。

特に医学的知識が医師と比較して著しく乏しく皮膚損傷の状態把握ができないのです。

このため不測の事態が起こっても迅速な医療対応ができず 大きなトラブルとなるケースも存在します。

いわゆる熱傷による皮膚壊死や神経障害です。

 

絶対に治療は医師が行うべきで 看護師はあくまでも診療補助という立場でなければいけません。