1.アポクリン腺からの分泌物
脂質や脂肪酸、たんぱく質、糖質、ステロイドなどさまざまな成分がアポクリン腺から分泌されます。それがワキガ臭となりますが、その中に「リポフスチン」という色素も入っているのです。ワキガの程度によってこの色素が多いと、服が黄ばみやすくなります。日本人の場合は、茶褐色から薄い黄色に変化することが多いようです。
2.体質に合わないデオドラント剤の使用
自分に合っていないデオドラントや制汗剤を使うと、汗とデオドラントが科学反応をおこし、それが服について黄じみを作ってしまうことがあります。
人によって体質は全く異なります。脇の状態や脇に存在する常在菌の数も違ってくるため、どのデオドラントが黄ばむのかを決めるのは難しいです。体質にあっていないデオドラント剤を使用することで、黄ジミだけでなくワキガ臭と混ざってニオイが余計きつくなることもあるので注意が必要です。
3.精神性発汗
緊張したりストレスを感じて掻く汗は、体温調節でかく汗とは違います。
少しべたっとした色素を含む汗のため、ワキガと同じ用量で脇部分に黄色いシミが出来てしまうのです。
また、通常エクリン腺から出る汗はほとんどが水分ですが汗腺の機能が低下すると汗に鉄を含んでしまい、べたつきのある汗が出てしまいます。