ワキガ治療で多いのが手術による治療ですが、ワキガを治すのに最適な方法なのでしょうか。
手術をすればもう悩む必要がないと思われがちですが、実際のところはどうなのでしょうか。
メリット
・保険適用なので費用が安い。
手術の方法にもよりますが、5~15万円くらいのところが多いようです。
・脇毛が生えなくなった。
わきがの原因になるアポクリン腺は、脇毛の根本付近にあるのでアポクリン腺を取ろうとすると毛根も一緒に除去することになります。毛根がなくなると、毛は生えてこなくなります。男性の意見は分かれますが、女性は脱毛の手間を省くことができます。
デメリット
・しばらくは汗も臭いも気にならなかったが、元に戻ってしまった。
わきがの臭いが消えない理由は、アポクリン腺の取り残しや破壊が不十分だった事が原因として考えられます。
もう一つは手術を若い時に手術をすると再発することがあります。小学生、中学生くらいはアポクリン腺が未発達で成長途中です。そのため、未発達だったアポクリン腺が体の成長と共に発達し、アポクリン腺が大きくなる高校生から成人のあたりに再発することもあります。
・傷痕が目立ってしまう。
脇のシワと同化してほとんど目立たない場合もありますが、傷跡が酷い状態になったり、引きつれをおこして術後何年たっても消えない方がほとんどです。
中には、夏場にノースリーブを着ようと思ったときに、少し躊躇ってしまう大きさの傷跡が残ってしまうこともあるようです。
・術後の合併症で粉瘤が出来てしまった。
通常のターンオーバーで入れ替わるはずの古い角質が、手術を行ったことにより皮膚の下に溜まり、イボのような袋状のデキモノが出来てしまうパターンです。
この粉瘤は自然になくなることがないため、外科的処置が必要になります。