保湿対策をしっかりすることでワキガ対策

ワキガというのは完全に脇が乾いていれば臭いはしません。

ニオイ菌が繁殖するには湿気が必要で、完全に水分がない状態ではニオイ菌は繁殖しないからです。部屋のカビ菌も梅雨の時期に目立つのはそのせいです。

 

顔の乾燥肌の場合は、インナードライといって、肌が乾燥しているけど脂っぽいという、オイリー肌だけど実は乾燥肌。そして乾燥肌という自覚を感じにくいという特徴があります。皮脂が多く出るのは、肌が乾燥を緩和させようとしている生理現象です。

 

これと似たことが脇の下でも起こっていて、脇の下が乾燥すると、乾燥状態を緩和させるために皮脂を多く出すようになります。

ただ脇の下というのは、ワキガのニオイの原因となる、たんぱく質や脂質を出すアポクリン汗腺が多い特徴があります。さらに外気に触れる面積が大きいため、どうしても蒸れやすい環境にあります。

湿気があり、常在菌の餌となる脂質、たんぱく質が豊富にあるという状況で常在菌が活発に活動し、餌を食べるときに発生する分解臭がワキガ臭となってしまいます。

逆にインナードライの顔というのは、アポクリン汗腺が少ない上に、常に外気に触れているため蒸れにくく菌繁殖がしにくくなっています。だから脂症だからといって顔から悪臭がすることはまずありません。

 

ワキガというのは乾燥から発生している可能性もあるというわけです。

肌は乾燥すると、身体が本能的にそれを修復しようと働き、皮脂や汗を多量に分泌します。これによって脇のニオイのもととなる菌が繁殖し、よりニオイが悪化してしまうのです。
ですから、肌を保湿してあげる事で余分な皮脂や汗を抑えることはとても重要と言えます

そういう体質だと諦めている人も多いですが、乾燥が原因なら保湿することでワキガ臭を抑えることもできます。